『ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた』

PRIDUCTION NOTE

    ■町を挙げて応援”ボストン ストロング” #1

    『ボストン ストロング』の撮影はすべてボストン都市圏で行い、この地域のブルーカラー(肉体労働者)の文化や独特の雰囲気を、理想化したり感傷的にとらえることなく表現できた、とグリーン監督は語る。
    この映画には、ボストンの街と地元の人々の参加が何よりも必要だった。実際にストーリーに登場するボーマンがリハビリに励んだスポルディング・リハビリセンター、義足を作ってもらったユナイテッド・プロセティクス、それだけではなくストーリーに登場するボストンの有名な建物での撮影は、地元の人々からこの映画やテーマに賛同してもらうことが必要だった。グリーン監督や製作者たちは、マーティ・ウォルシュ市長と補佐官、プロのスポーツチームの代表、ボストンマラソンの主催者、各大学の学長らに直接会い、プロジェクトの説明を行った。また、エキストラはできるだけ地元の人々を採用した。製作総指揮を務めたスターンはこう語る。「エキストラの約80パーセントが地元の人だ。ボストン市民にこの映画に参加してもらうことが、われわれにとって非常に重要だった」